アラフィフにして惑う

~趣味のことやら日々のことやら~

大学時代のバイトの思い出(イベント警備の巻)

ほかの方のブログを拝見していて、大学時代のイベント警備のバイト経験について思い出しまして、ちょっと書いてみようかと。

 

私は学生の頃、仕送りで一人暮らしをしておりましたが、好き好んではバイトをしませんでした。「わざわざ時間を使って人に怒られたくない」というのが理由でした(なかなか消極的かつ怠惰な理由です)。節約のためなら、靴下の穴も縫いました。伸びたTシャツをコインランドリーに持って行き、「乾燥させすぎて縮める」というテクニックも覚えました。

それでも、遊ぶお金のためにやったバイトがいくつかありました。印象に残ったものの一つがイベント警備のバイトでした。最初に簡単な研修を受けて(確かビデオを見た程度だったような・・・)、入れそうな時に単発で入ればいいという感じでした。

 

インパクトが強かったのは二つあって、一つ目はマイケルジャクソンのコンサート(at東京ドーム)、二つ目は大仁田厚のプロレス(at川崎球場)でした。

マイケルのは、当日行ってみたら「はい、あんたは初めてだから、ステージの横に立ってなさい。絶対ステージ見ちゃダメ」と送り出されるだけというものでした。ただステージの横に立ってお客さんを眺めているだけ。マイケルには特に興味はなかったのですが、せっかくだから、ちょっとだけでも見ておけばよかったと後で思いました。

 

大仁田厚のプロレスは、最後は本当に有刺鉄線デスマッチで、火花が散っていました。そちらは普通に場内でやってくれましたが、前座(?)の試合で悪役レスラーが折りたたみ椅子を持って場外乱闘。「制服着ているんだから、絶対逃げるな」と事前に会社の社員さんに言われていましたが、凶器を持った人がこっちに向かってくるのに、護身術もまともに習ってない素人バイトが平気で立ち続けられるわけがない。遠くへ逃げはしませんでしたが、数歩後ずさりしました。

あとで怒られましたが、これって今から思うと理不尽以外の何物でもないような・・・。

学生のアルバイトって、社会人になる前に理不尽を学んで慣れるのも大事な部分だったのかな?と今これを書いていてふと思いました。