アラフィフにして惑う

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発達障害(主にADHD)と薬の飲み心地

 私、齢40を過ぎて、「仕事の締め切りギリギリまでエンジン掛からないけど、実は自分、ADHDだったりして?」「どんなに工夫してチェックしても、ケアレスミス、多いんだよなあ・・・」などと思うようになりました。

 そして、抑うつ症状で通院しているクリニックで自己申告して、ADHDの診断を受けました。困っていたので薬を出してもらうことになりました。

 この手の薬、なかなかフィットするものに出会うのが難しいことは職業柄知っていたのですが、私の場合、そこそこフィットする薬に出会えました。

 主治医のファーストチョイスはストラテラでした。一般的な選択だったと思います。しかし、当時の私には一瞬のプラシーボ効果以外の効果がなく、諦めました。効く人には効くようですが。

 これってもともと、抗うつ剤にしようと開発していたけれども、その効果は検証できず、でもどうもADHDにはなんか総合的に効くらしいという感じで出た薬のようです。残念ながら私の場合は、セロトニンノルアドレナリンをいじる薬にありがちな副作用(尿が出にくくなる)だけが出たという感じでした。

 

 そのあと、しばらく諦めておりましたが、インチュニブが大人でも保険適応になったタイミングで、主治医に「どうです?(=飲んでみる?こういうの好きでしょ?)」と聞かれて、思わず前のめりで「お願いします」と答えました。

 この薬、しばらくは効いているのかわかりませんでしたが、「人の話に割り込んで、余計な一言を言って後で後悔する」ということがかなり減ったのがはっきり分かり、それ以降服薬を続けています(日頃、もちろん気を付けてもいますが)。

 こちらは多動性と衝動性を抑える効果があるようです。私の場合、衝動性にピタッとはまった形です。もともとは高血圧の薬で、そちら方面での効き目はイマイチだけれども、どうもADHDに効くらしいというところから使われだしたようです。

 精神科領域の薬の服用については、色々なスタンスの方がいらっしゃいますが、使って生活が楽になるなら、杖とかメガネみたいに考えて使えばいいんじゃないかなと、私は思っています(人に押し付けるつもりはありません)。