アラフィフにして惑う

~趣味のことやら日々のことやら~

保田見峠へ行く(2019.5.5)

 そのうちまた行ってみたい峠です。

 保田見峠、読み方が分かりにくいですが「ぼてみとうげ」と読みます。

 知っている人は数少ないであろう、房総半島南部にある地味な峠ですが、房総の山道のエッセンスが詰まった、実に楽しい峠道でもあります。

 

 スタートは内房線上総湊駅。旧鋸南町の街中を抜け、湊川沿いに東へ進み、そこから林道を南に向かって進み、徐々にのぼっていきます。

 最初のうちは昔ながらの集落の中を走っていくので、細々と分岐があります。

 進んでは交差点に差し掛かり、自転車を降りて地図アプリを見る、の繰り返しで結構時間がかかります。

 集落の中から道はもう車がすれ違えないくらい狭いのですが、徐々に人里から離れ、静かな道になっていきます。

 相川の集落から先へ進み、分岐を過ぎると、しばらくは迷う要素のない道が続きます。

 すっかり忘れていましたが、林道保田見線に入っているようです。

 徐々に標高を上げていき、素掘りのトンネルをいくつか過ぎていきます。

 湿った道を更に登り、山奥に入ると、竹岡のほうから白狐川沿いに上がってきた別の林道にぶつかります。

 そして、なぜこんな山奥に?と思うような家があったりします。何で生計を立てているんだろう?なんて考えたりします。

 標高たかだか200m程度なのですが、山の中にいる感じがします。

 林道をしばらく走ると、ここが峠だろうというところにたどり着きます。

 峠にある木には、「鎌倉古道」と書かれた木札が下がっています。

 ここで、いつものようにお湯を沸かし、インスタントコーヒーを飲みながらのんびりする時間を楽しみます。

 じわじわと標高を上げてきましたが、下りはあっという間。ちょっと走ると、保田から鴨川へ抜ける長狭街道に出ます。

 あとはごく普通の、交通量多めな道を保田まで。 

 この日は海沿いにある「ばんや」でひと風呂浴びて、輪行して帰りました。

 他にも行っておきたいところはあるのですが、多分ここはリピートすると思います。

 次回はもっと周りを観察してみます。