ここ数年、1月2日は妻の実家をベースに好き勝手していい日になっています。去年は自転車で南房総の小さな峠越えでした。
そして今年は、先日も少々触れたように房総半島横断の小旅行をしてきました。
スタート地点は内房線の五井駅です。ホームに降りたら留置線にディーゼルカーがたくさん停まっていまして、さあ、どれが来るんだろう?と眺めておりました。
実際に来たのは、留置線のどれでもなくて、折り返しのキハ204でした。昭和38年製ですから、私より約10歳年上です。
鉄道車両にしてはかなりお年寄りの部類です。
列車(1両だから列じゃない?)は五井を出発して、しばらく平地を走ります。程々な揺れと親戚回りの疲れが眠気を誘い、しばらくうとうとしながら過ごします。
高滝あたりから徐々に山あいの景色という感じになってきます。しかし、窓ガラスがかなり汚れていて、せっかくの景色があまり楽しめませんでした。ちょっと残念。
災害復旧とかで手が回らなかったのかなあ…。
気が付くと養老渓谷を過ぎ、ちょっとした峠を越えて上総中野駅へ。
何もないところかと思っていましたが、実際にはちょとした集落がありました。
ここでいすみ鉄道に乗り換えます。
こちらはかなり観光客に振った運営をしているようです。
出発してしばらくすると、運転士さんが車内放送で見どころを案内してくれます。
最初の見どころが復旧したての現場というのが最近の異常気象を物語っていますが、他にも大多喜城、珍しい踏切などを案内していました。
普段使いの人が聞いても耳につかないだろうなという絶妙なトーンで、耳に心地よかったです。
そして、紅白餅をいただいたり、せっかくの案内につられて交換待ちの間にグッズを買ったりして、いい気分のまま大原駅に着きました。
ここから先、特急に乗って蘇我まで戻ろうと思ったのですが、えきねっとがうまく使えず、結局普通列車を乗り継いで戻りました。
昼食も地のものを買いそびれて、結局いつものようにコンビニのおにぎりと、前日に義母からもらったアンパン。何とも代わり映えしません。
そのあとも予定が来るってグダグダでしたが、最後に思い出して地元の神社でお参りをして帰りました。
上の写真、10秒後にもう一度撮ると「神社と救急車」という図柄になりましたが、不謹慎かと思ってやめました。
グダグダはきっと、「神社に寄れ」というメッセージを伝える意味があったのだと理解することにします。
そして、いすみ鉄道が想定外に気に入ったので、そのうち自転車も絡めて、寄り道をしながら乗ってみたいと思います。