中央本線で高尾から甲府への鈍行列車の旅と、岳南電車に乗るのをセットでやってきました。両方とも前から行きたかったのです。
まずは高尾へ向かいますが、いつもとルートを変えて、武蔵野線でいったん府中本町へ向かいます。
なぜ府中本町なのかといえば、武蔵野線は結構乗ったのに、西国分寺から府中本町までの間だけ乗ったことがないから。
ただそれだけです。
武蔵野線、30年かけて完乗です。
東京競馬場専用の出口があるということは、競馬開催日は相当混むんですね…。
昔、中山競馬場と船橋競馬場へのアクセスがいいところに住んでいたことがありました。遊びに来た競馬好きな友達に「お前なんで行かないんだ?」と不思議そうに聞かれ、中山競馬場に連行(?)されたことを思い出しました。
そのあとは回り道して、南武線で分倍河原へ出て京王線で高尾へ。
ここからが本番で、中央本線の各駅停車の旅が始まります。
高尾駅をぶらぶらしていると、乗る予定の列車が来ています。急いで車窓のお供を買って列車に向かうと、待っていたのはボックスシートがある編成でした。
実についています。
普通の通勤電車と同じロングシートだろうと思っていたので、いい具合に予想が外れてラッキーでした。
早速ボックス席を押さえて、写真を撮ったり、ホームを歩き回って周りを眺めます。
しばらくして発車すると、まずは小仏峠をトンネルで越えます。この道のり、一般道だと大垂水峠で越えるところです。
大垂水峠は私の峠デビューの地で、懐かしい所です。ここを登って自信をつけて、あちこちの峠に挑むようになりました。
そんなことを思い出しているうちに列車は相模湖に着きます。
その後は山間を走り、徐々に標高を上げながら大月へ。
しばらく前なら途中の大月駅のホームで駅弁が買えたのですが、いまはもう売っていないのが残念です。
ほろほろ鳥の駅弁、食べとくんだったなぁ…。
列車はその先、更に標高を稼ぎながら笹子トンネルに向かって行きます。
時間に余裕があれば、笹子駅で途中下車して笹子餅を買いたいところでしたが、色々詰め込んだ旅なので先に進みます。
そしてトンネルを越えて甲府盆地に降りていきます。この降りかけの風景もまた好きなのです。
この勝沼ぶどう郷駅あたりで見える小さな山、ちょっと気になっています。気軽に登れるかも。
山を下り切り、地元の用務客が乗り降りするようになり、更に高校生が乗ってくるようになると甲府に着きます。
ここでゆっくりしようか、それとも先を急ごうか、一瞬迷いましたが、岳南電車に乗るのを優先して先を急ぎます。
駅弁を買い、今度は身延線の特急ふじかわに乗ります。
一応指定席を取りましたが、結構すいていました。
何となく駅弁を食べ、なんとなく車窓を見て、眠くなってきたら目を閉じという具合でのんびり過ごします。
進行左側に座りましたが、どうも右側に座ったほうが富士川の景色がよかったようでした。
下調べしておけばよかったですね。
そして、ここまでずっと富士山の周りを巡ってきましたが、富士山は雲に隠れてまったく見えませんでした。
富士宮あたりで平地に降りますが、この景色は冬に見ると富士山がよく見えて雄大な感じかも。
そして富士で特急を降り、吉原まで一駅東海道線に乗り、次は岳南電車に乗ります。
続きは後日また。