アラフィフにして惑う

~趣味のことやら日々のことやら~

ちょっとお出かけ(ついでに花見)

今週のお題「お花見」

 桜と言えば花見、大学に入ったばかりの頃、サークルの勧誘で初めて夜桜とともに宴会をしたのを思い出します。あの頃が、一番無敵な(今日と明日がが楽しみな)時だったかもしれません。一人暮らしが始まって、これから4年間、好きなことができるという希望があって、明りに照らされる桜がきれいで。お酒も入って、とても楽しい気分でした(大学生の飲酒をとがめる人などいない、いい時代?で、私はお酒の力も借りながら変身していったのでした)。

 それから31年、今はアパートの窓から、目の前にある公園の桜が見えるのですが、今日は妻と娘が実家に帰っているので、ちょっと遠出をして桜を眺めてきました。

 行き先は市川の江戸川河川敷と、あとはその近くの真間山弘法寺です。就職したての頃にいたエリアで、なにより河川敷でボーッとしたかったのです。

 時折、スーツ姿の若い子と母親の組み合わせを見て、なんだろ?と思いながら、京成線・国府台駅に向かいます。そして、近くのコンビニで簡単な昼食を買い、早速河川敷へ。土手の真ん中あたりで、総武線の電車が鉄橋を渡るのを眺めながら昼食を取り、ぼーっとたたずみました。ああ、橋を渡る電車を見たり、都会の夜の橋を眺めるのが好きだったなあと思いながら。

土手に咲いていた花(桜ではありませんが・・・)

 そして唐突に、就職前日(27年前の昨日)、人に勧められて借りた、ミヒャエル・エンデの「モモ」をここで読んだなあとふと思い出しました。あの時、定年(当時は60歳)まで38年、長いなあと思いましたが、気が付くと27年経ったんですね。ただ、定年というゴールポストが5年先延ばしになってますがね。

 そのあと、せっかくだからと思い、真間山弘法寺へ(ここからが本当の花見でしょうか)。けっこうきつい階段を上って、お寺に入ると桜が咲いています。花吹雪も素敵でした。

桜吹雪

市川の街並みが少しだけ見えます

 桜の花と、坂の上から見える市川の街並みを眺めて、いい気分で家に帰りました。帰ってきてみて、27年前の自分に「色々あるけど、どうにかやってるよ」と、声をかけたい気分になりました。

 そして、今日繰り返し見たスーツの親子、あとから思い返すと、大学の入学式に参加した親子なんでしょうね。楽しい大学生活になるといいなあ、と他人事ながら願うような気持になりました。