アラフィフにして惑う

~趣味のことやら日々のことやら~

激痛の思い出(胆石)

お題「これまで生きてきて「死ぬかと思った」瞬間はありますか?身体的なものでも精神的なものでも」

 ガチすぎるものはちょっと書けないので(経験はある)、死ぬかと思うくらいの激痛を経験した話を。

 私、胆石発作の経験があるのですが、その治療で激痛を経験しました。もう10年以上前の話なので、今とは違う部分もあるかもしれません。

 胆石発作自体は、ある日の夜、あれ?なんかおかしいぞ?位の感じで始まりました。もんどり打つレベルではないので、「これで救急車を呼んだら迷惑だろうな」と思い、近くの救急病院に電話して、自力で受診しました。ここで的外れな診察と診断(素人でもわかるレベル)をされ、一旦返されましたが、翌日、総胆管結石だと分かり、入院しました。

 で、おそろしく痛かったのはここからです。点滴で治療しましたが胆石が出て行ってくれないので、内視鏡を使って、胆道の入り口をバルーンで広げて胆石を掻き出す処置を受けることになりました(EPBD:内視鏡的乳頭バルーン拡張術)。

 当然、鎮静剤と鎮痛剤を入れてくれているので、処置の前半は覚えがないのですが、十二指腸にある胆道の入り口を広げにかかった瞬間に激痛で目覚めました。

 痛みのスケールで言えば、10段階の10。口にマウスピースを噛まされているので、それを噛みながら「うぎゃーっ」と叫びました(内視鏡のケーブルが入っているので声にはなりません)。胆石を掻き出している間なんかは激痛の極致でした。

 経験者に聞かないとわかりませんが、あれを超える痛みがあるとしたら出産とか急性心筋梗塞くらいじゃないかなあ?と。医者が手当てをしている最中なので、死ぬとは思いませんでしたが、人生最大級の痛みでした。

 余談ですが、その処置の前に「ソセアタ(ソセゴン+アタラックスP)」の点滴を受けました。薬が効きだすと同時に、周りがとても静かに感じられ、ふわーっとした感じで、穏やかな気持ちになりました。ソセゴンは非常に強力な痛み止めで、麻薬のような依存性がある薬なのですが、ああ、依存しちゃう人がいるのは分かる気がする、と思いました。

 思い出して感じたこと:長生きしなくていいから、痛い思いはしたくない!

 以上です。