父の実家の家じまいシリーズ、第2回目です。
スタートまでも大変でして、それはこんな感じでした。
で、それを越えて、やっと父の実家の解体に向けて動き始めたというところから始まります。
まずは家と土地の権利関係を確認します。
実家から預かった固定資産税の課税通知を持って法務局へ行き、窓口の人と相談しながら登記簿謄本を取りました。
結果、その時点で厄介事が6つもわかり絶句しました。
①相続登記が一切されていない(想像はしていたけど)
②土地の所有者は祖父だが、建物の所有者は祖父ですらない(一体誰?)
③建物の地番と、建っている土地の地番が違う(どういうことだ?)
④登記上の建物(2棟)と固定資産税の対象の建物(4棟)がかみ合わない(なぜ?)
⑤家の敷地の地目が農地になっている(農地転用の手続せずに家建てちゃってた)
⑥聞いたこともない土地が祖父のものとして登記されている(山林とか原野)
②は、電話で父に聞いたら、「おれのお爺だ」と。私が会ったこともなく、名前も知らなかっただけというオチでした。あと⑥は祖父が開墾した畑だということが分かりました。
が、それ以外は何をどうしたらこうなるんだ?という感じです。パンドラの箱を開けてしまったと思いました。
相続登記を受けつける法務局が遠方な上に、祖父よりもうひとつ上の世代からの手続きとなると、自分でやるのは大変そう。これは司法書士とかに頼んだ方がよさそう。ただ、他にも被相続人がいないか、戸籍をあたって見通しを立てた方が、金額の目処がついて良いはず。親父に話が通しやすいわけで。
ということで、現地の市役所に電話して、父、祖父、曽祖父の出生から死亡まで(父はまだ生きてる)の戸籍謄本を取りまくり、家系図を引きました。結果、建物の被相続人は父、大叔父、大叔母の3人で、他にはいないということが分かりました。
何となく放置している間に更に誰かが亡くなったら、3人の誰かの子ども世代にまで話が波及するので、ここで着手したのは被害を最小限にする意味ではナイス、というかギリギリセーフだったなと思いました。大叔父は元気とはいえ90歳近いし。
ここまで、結構急ぎましたが半月以上かかりました。
次は親戚へのあいさつ回りや現状確認に進みます。