アラフィフにして惑う

~趣味のことやら日々のことやら~

お題 出会ったすごい人(すごいことに出会う人)

お題「出会ったすごい人」

 お題を見ていましたら、大学時代の友人の顔が浮かびました。仮にM君としておきます。

 頭脳明晰、顔だちが整っていて背も高い。話が実に面白い。ギターが弾けて、ケンカもそこそこ強い。飲み屋ですぐに友達作れちゃう。異性にもモテそう、そんな奴です。

 で、それがすごいわけではなくて(それもすごいけど)、なぜかいろいろな物事に出会う。そこがすごかったです。どこまでが本当でどこからが作り話なのか?と最初は思ったくらい。

 高校は男子校だったそうなのですが、同性を愛する人に言い寄られたとか。電車で痴漢(相手も男性)に遭って泣きそうな思いをしたとか(内容は聞いたけど省略しますね)。

 台風で大風が吹いて、飛んできた看板が頭にあたって切り傷作ったとか。

 このくらいは、「まあ彼ならあるかな」くらいにしか思わなくなるくらい、エピソード満開でした。

 他にもなかなかなエピソードがあります。

 たまたま来た新聞の勧誘の人が筋ものの人で、アパートのドアを開けたとたんにマイナスドライバーを突き付けられて、部屋の奥まで押し込まれて契約を迫られたとか。

 更に、M君には霊感があるようで(私にはないので理解のしようがない)、最初に住んだアパートが霊の通り道で、毎日霊が部屋を通るので怖くて住めない、ということで、入学後数か月で転居しています。

 でも残念ながら、引っ越したアパートでも、たま~に霊がお越しになる日があるようでした。

 彼の家に泊まって、お酒を結構飲んで寝た数時間後、私は突然体をゆすられて起こされました。「おい、起きてくれ!!今、首から上がない武者が通った(涙)!!」と。震えていたので、ガチで怖くて私を起こしたんだなと思いました。

 その後は、それほど霊体験の話を聞かなくなったので、何かがあったのかもしれません。

 大学を出た後、結婚式にお呼ばれしていったあと、M君は転勤で海外に行ってしまい、そこで音信不通になりましたが、今頃どうしているのやら。

 そして、それまでごくごく平凡な体験しかしていなかった私、M君と音信不通になったころから、人が経験しないようなネタが色々降りかかるようになっちゃいました。職業柄もあるとは思いますが、それだけじゃなさそう。

 彼から何か、貴重なものを譲り受けたのかなあ。