アラフィフにして惑う

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父の不機嫌の理由…

 先日は疲れた帰省でしたが、50歳を目前に、やっとひとつ分かったことがありました。父の不機嫌の理由の一端です。

 この不機嫌、理由が見えなかったり、その後が厄介だったりで、非常に困っていました。父と仕事をした職場の皆さんも大変だったと聞きました。

 ところが、実は父も困っていたらしいです。

 不機嫌の原因のひとつに「どうしていいのか分からなくて困る」というのがあるそうです(母調べ)。

 先日父と行った実家の整理で「どうしていいのか分からなかった」の例を出しますと、こんなのがあったようです。

1.宿の夕飯が多すぎて食べられないが、どうすればいいのか(方法は色々あるでしょうに)

2.売りようがない土地を本家の人に引き受けてもらいたいが、どう話せばいいか(素直にそのまま言えばいいじゃん)

 ちなみに1.は父、宿の人に「多すぎる」と凄んでしまいました。唐突すぎて止められなかったです。

 2.は疑問形で私に「おい、何を言えばええんや?」と表現しました(不機嫌は封印でしたが)。

 

 ソーシャルスキルが乏しく、ルーティン以外への耐性が低いということか。そしてそれ故に困っているのを、不機嫌で表現することがあったのか、と知りました。

 自閉スペクトラムの特徴を困った形で表出しています。

 根っこは私も一緒ですが、今までをその視点で振り返ると、父のソーシャルスキル、体感では私よりもう一段、いや二段階くらい低いようです。

 私は破壊力がないので、苦しみながら考えたり周りに合わせてみたりしましたが、父は武力行使で周りに忖度させていたのでした。

 どっちが最終的に得かは微妙ですが、そうやって色々見えてくると、過去は変わらなくてもその見え方は変わってくるなと思いました。

 ただ、その不機嫌で私が背負ったのがトラウマで、治療するレベルにあることが今日のカウンセリングで見えましたが…。